30代半ばを過ぎてから、シャンプー時の抜け毛や朝の枕元に落ちている髪の量が明らかに増えたように感じていました。父も祖父も薄毛という家系なので、覚悟はしていましたが、やはり認めたくない気持ちが強く、育毛シャンプーを変える程度のお茶を濁す対策しかしていませんでした。しかし、同窓会で久しぶりに会った友人がAGA治療でフサフサになっているのを見て、自分も何か手を打たなければと焦りを感じ始めました。いきなり病院に行くのは怖かったので、ネットで見つけた毛髪ホルモン量測定キットを試してみることにしました。 キットは注文して数日で届きました。中身は説明書と返信用封筒、髪の毛を貼る台紙、そして採取用の小袋といったシンプルな構成です。説明書には、後頭部の根元から3センチ以上の髪を5本から10本切って送るようにと書かれていました。自分で自分の髪を切るのは少し緊張しましたが、家族に見てもらいながら後頭部の内側の髪をハサミでチョキンと切りました。ほんの数本なので、見た目には全く分かりません。あとはこれを台紙に固定し、封筒に入れてポストに投函して完了です。痛みも手間もなく、拍子抜けするほど簡単でした。 検査結果は約2週間後にメールと郵送で届きました。ドキドキしながらレポートを開くと、そこには私のDHT(ジヒドロテストステロン)量がグラフで示されており、AGAリスクレベルは4段階中の「レベル3」と判定されていました。「やや高い」という結果にショックを受けましたが、同時に「やはりそうだったのか」という納得感もありました。レポートには、この数値の意味や、今後の対策についてのアドバイスも丁寧に記載されていました。この結果を見たことで、私の迷いは吹っ切れました。これ以上放置すれば確実に進行するという客観的な証拠を突きつけられたおかげで、翌日にはAGAクリニックの予約を入れることができました。今では治療を開始し、抜け毛も落ち着いています。あの時、キットで現実を知る勇気を出していなければ、手遅れになるまで現実逃避を続けていたかもしれません。薄毛に悩んでいるけれど病院に行く勇気が出ないという人にとって、このキットは背中を押してくれる最良のパートナーになるはずです。