40代・50代AGA、諦めない治療と改善症例

skinc-user

40代、50代になると、AGA(男性型脱毛症)の進行が進み、「もう年だから仕方ない」「今さら治療しても効果がないのでは」と諦めてしまう方もいるかもしれません。しかし、近年のAGA治療の進歩により、40代や50代から治療を開始しても、薄毛の進行を抑制し、ある程度の改善効果を期待できるケースは多く存在します。40代・50代のAGA患者さんの症例では、生え際の大幅な後退や、頭頂部の広範囲な薄毛、あるいは前頭部から頭頂部にかけて全体的に毛髪が薄くなっているといった、比較的進行した状態で見られることが多いです。例えば、50代前半のBさんは、長年薄毛に悩んできましたが、特に治療はせずに放置していました。しかし、退職を機に、もう一度自分に自信を持ちたいと考え、AGA専門クリニックを受診しました。診断の結果は、進行したAGA。医師からは、完全に元の状態に戻すのは難しいかもしれないが、現状よりも改善させることは可能であると説明を受け、デュタステリドの内服とミノキシジル外用薬の併用療法を開始しました。治療開始から半年ほどで、まず抜け毛が減り、髪に少しコシが出てきたのを実感。1年後には、頭頂部に産毛が生え始め、地肌の見える範囲が狭まってきました。そして、2年間の治療を継続した結果、治療開始前とは見違えるほど髪全体のボリュームが増し、見た目の印象も若々しくなったと言います。Bさんは、「もっと早く治療を始めていれば、という後悔は少しあるけれど、この年齢からでも効果が出たことに驚いている。諦めなくて本当に良かった」と話しています。この症例のように、40代・50代であっても、AGA治療を諦める必要はありません。もちろん、若い頃に治療を始めるのに比べて、改善の度合いやスピードには限界があるかもしれませんが、専門医と相談し、自分に合った治療法を根気強く続けることで、QOL(生活の質)の向上を目指すことは十分に可能です。大切なのは、年齢を理由に諦めず、まずは専門家の一歩を踏み出すことです。

カテゴリーAGA