FAGAの症状、こんなサインに要注意!

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FAGA(女性男性型脱毛症)は、男性のAGA(男性型脱毛症)とは異なり、その症状の現れ方に特徴があります。早期にサインに気づき、適切な対処を始めることが、進行を遅らせ、改善を目指すためには重要です。FAGAの代表的な症状としては、まず「頭頂部の分け目が目立つようになる」ことが挙げられます。以前よりも分け目部分の地肌が透けて見えるようになった、分け目の幅が広がってきた、といった変化は、FAGAの初期症状である可能性があります。男性のAGAのように、生え際が大きく後退したり、特定の部位だけが完全に禿げ上がったりすることは比較的少なく、頭頂部を中心に全体的に髪のボリュームが失われていくのが特徴です。次に、「髪の毛全体のボリュームダウン」です。髪の毛一本一本が細く短くなる「軟毛化」が起こるため、髪全体の密度が低下し、ペタッとした印象になったり、スタイリングがしにくくなったりします。ポニーテールなどにした際に、結んだ毛束が以前よりも細くなったと感じる方もいます。「髪のハリやコシがなくなる」のも、FAGAのサインの一つです。髪の毛が弱々しくなり、弾力が失われ、元気がないように見えることがあります。また、「抜け毛の増加」も気になる症状です。ただし、FAGAの抜け毛は、急激にごっそりと抜けるというよりは、シャンプー時やブラッシング時に、細く短い毛が以前よりも多く抜けるといった形で現れることが多いです。これらの症状は、加齢による自然な変化と見過ごされてしまうこともありますが、FAGAの場合は進行性であるため、放置しておくと徐々に薄毛が目立つようになります。特に、これらの症状が複数当てはまる場合や、家族に薄毛の女性がいる場合は、FAGAの可能性を疑い、早めに皮膚科や女性の薄毛治療を専門とするクリニックを受診することをおすすめします。医師による正確な診断を受けることが、適切な対策への第一歩です。